最近、当院の患者さまから「手が痛い」という人が以前よりも増えてきています。
その理由は、パソコンを使う、スマホを使う・・・など、いろいろありますが、高齢者ばかりではなく、若い方も手の痛み（ヘパーデン結節、ブシャール結節など）で悩んでいる人も、かなり多く見られます。

現在、ヘパーデン結節、ブシャール結節にかかっている方は、日本中に300万人以上いると推測されていますが、その殆どが35歳以上の女性です。

その他、テニス肘、野球肘などの「手～肘～肩」にかけての痛みを訴えている方を含めると、相当な人数になります。

これほど手の痛みに悩む人がふえているのに、信じがたいことに、医者が病名や原因が特定できないケースも相次いでいるといいます。

しかし、これら関節の痛みや変形はあなたの身体の叫びです。指や手首、肘の問題ではなく、全身に問題は起きているのです。

当院では「手の痛み」を手だけの問題と考えず、
　⑴ エストロゲンの低下
　⑵ 慢性的な炎症
　⑶ 栄養の偏りや不足
　⑷ 手や身体の筋肉の間違った使い方
　⑸ 身体（背骨・骨盤）のゆがみ
　⑹ 重金属・化学物質の蓄積
も大きな要因と考えていおります。

最初にお伝えしたいのは、次の点です。
特に、ヘパーデン結節・ブシャール結節は、しっかりと施術をうけて、食事で予防と改善が可能です。
① 何を食べるか、食べないか
② 私と一緒に治そうと言う前向きな気持ち
しっかりと治して再発しないような手の状態にするだけでなく、全身健康体になるように、頑張りましょう！

　　　　「仕事を辞めないと行けない?!」

【52歳パート勤務女性の話を聞いて下さい】
10年前から、スーパーにパートで勤務していますが、レジや品出しなどいろいろな作業をしてきました。まだ、若かった頃は良かったのですが、最近は手の痛みがでてきて、手首や指まで痛みが強くなった来ました。病院へ行くと「腱鞘炎だから注射をしましょう。でも、仕事は少し休むか、もしまた痛むようだったら今度は手術だけど、今の仕事を辞めないと治らないでしょう」と言われました。

私はこれを何とかしたくて、手の痛みの原因やメカニズムについて研究し、全国で行われている講習会に何回も参加しました。そして、手の痛みの出やすい方の特徴や原因、食事、自分でできる予防法などを学び、多くの患者さんに施術をさせてもらいその結果、明らかな改善が見えてきました。

当院では、肩こり・腰痛の患者さまの多くの根本原因は、背骨・骨盤の歪みから来る「姿勢不良」と考えております。その為、今までの生活習慣など、姿勢の癖や柔軟性の改善にはどうしても時間がかかるので、あらかじめ「施術計画」で通院期間や回数をお話ししています。

あくまでも症状だけ取れれば良いというのであれば1ヶ月以内には楽になりますが、「根本的な姿勢改善」を目的とすれば、数ヶ月は最低かかります。

しかし、手の施術は、1回の施術にしっかりと時間をかければ、3回以内で痛みを取る。もしくは痛みを10分の1にする事は可能であり、また心がけて施術をしています。

なにも隠すことがないので、実際どのように施術をするのか説明します。

前記の52歳の女性の方は、ばね指と診断されて病院へ来ましたが、注射や手術をする事で仕事を休む必要があり、また、次回再発しないようにするには仕事を辞めないと行けないと言われて我慢していました。しかし、そのうちに｢肘」「肩関節」にまで痛みが強くなり、自宅で包丁を握ることも辛くなってきた状態で私の所にきてくれました。

3回施術しました。
まだ若干手を握るときに違和感と引っかかる感じがありますが、痛みが気にならなくなったとのこと。私はホッとしました